植村亮子

パワーストーンが教えてくれた、私の新しい人生

かつての私は、飲食業界で働きながら、心のどこかで「このままでいいのかな」と感じていました。

忙しさに飲み込まれ、自分の気持ちすら見えなくなっていた日々。
「変わりたい」と思うのに、どうしても動けず、自分を責め続けていました。

そんな中、2021年の夏。
親友との突然の別れと、職場での出来事が重なり、心がポキッと折れかけたとき、パワーストーンと出会いました。

その石を手にした瞬間、どこかホッとする感覚があって。
まるで「大丈夫だよ」と優しく背中をなでてもらったような——
あの日から、私の心の旅が始まったのです。

そして2023年。
カウンセリングを通して、初めて「自分の声を聴く」という体験をしました。
迷い続けていた自分に、はっきりと気づいたんです。

「私、ほんとはもう、ここにいたくなかったんだ。」

それは、ずっと胸の奥にしまい込んでいた本音。

でも、石と向き合い、カウンセリングで気づきを重ねるうちに、自然とこう思えるようになりました。

「このままじゃ嫌。自分に素直になってみよう。」

勇気を出して伝えた「仕事を辞めたい」の一言。
それは、私の人生を大きく動かす一歩になりました。

現在は、パワーストーンカウンセラーとして、また講師として活動しながら、
かつての私のように「本音にフタをして生きている」方たちが、
自分らしい人生を歩み出せるようサポートをしています。

パワーストーンは、ただの「石」ではありません。
それは、心の奥に眠る「本当のあなた」を思い出させてくれる、静かな応援者です。

そして今、私はあのときの自分のように、
「変わりたいけれど、どうしたらいいか分からない」と感じている人の背中を、
そっと押してあげられる存在でありたいと願っています。

あの日、私が一歩を踏み出せたように——
この文章を読んでいるあなたにも、きっとその一歩があると信じています。